第31回鍼灸師国家試験(午後)クイズ
⏱ 試験時間:2時間10分
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const QS=[{"id": 91, "question": "五行色体における五臓と五労の組合せで誤っているのはどれか。", "choices": ["1.肝 久 視", "2.脾 久 坐", "3.肺 久 臥", "4.腎 久 立"], "answer": 1, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解1(誤りはどれか):五行色体において肝の五労は「久行」(久しく行えば筋を傷る)が正しく、「久視」は肝ではなく血を傷る労であるため、肝との組合せは誤り。脾-久坐、肺-久臥、腎-久立はそれぞれ正しい組合せ。五労とは「久視・久臥・久坐・久立・久行」の5つで各臓腑・組織を傷る。【東洋医学概論】"}, {"id": 92, "question": "成長や生殖活動を行うもととなる基本的な物質の生理作用で最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.神を維持する。", "2.血脈を満たす。", "3.呼吸を推動する。", "4.体温を一定に保つ。"], "answer": 1, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解1:成長や生殖活動のもととなる基本的な物質は「精(腎精)」のこと。精は生命活動の根本物質であり、神(精神活動)を維持する作用を持つ。血脈を満たすのは血、呼吸を推動するのは宗気、体温を保つのは衛気の作用である。【東洋医学概論】"}, {"id": 93, "question": "三焦を通って臓腑の気になるのはどれか。", "choices": ["1.宗 気", "2.衛 気", "3.営 気", "4.原 気"], "answer": 4, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解4:原気(元気)は腎に蔵される先天の精を根本とし、三焦を通路として全身の臓腑・組織に分布し、各臓腑の気となる。宗気は胸中(膻中)に積まれ、衛気・営気はそれぞれ脈外・脈内を循行するが、三焦を通って臓腑の気になるのは原気である。【東洋医学概論】"}, {"id": 94, "question": "条達作用をもつ臓腑と相生関係にある臓腑の作用はどれか。", "choices": ["1.気血の源", "2.水穀の海", "3.水の上源", "4.陰陽の根本"], "answer": 4, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解4:条達作用をもつ臓腑は「肝」(木)であり、肝と相生関係(水生木)にある臓腑は「腎」で、腎の作用は「陰陽の根本」である。気血の源は脾胃、水穀の海は胃、水の上源は肺の機能である。【東洋医学概論】"}, {"id": 95, "question": "肺が外邪の侵襲を防ぎ、臓腑を保護することを示すのはどれか。", "choices": ["1.嬌 臓", "2.華 蓋", "3.粛 降", "4.宣 発"], "answer": 2, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解2:「華蓋」とは肺の別名で、肺が五臓六腑の最上部に位置し、傘のように臓腑を覆って外邪の侵襲から守ることを示す。嬌臓は肺が清虚で外邪に侵されやすいことを示す別称、粛降・宣発は肺の生理機能であり、外邪を防ぐ「蓋」としての役割を示すのは華蓋が正しい。【東洋医学概論】"}, {"id": 96, "question": "降濁作用の補助を受けている作用はどれか。", "choices": ["1.伝 化", "2.疏 泄", "3.粛 降", "4.化 物"], "answer": 1, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解1:「伝化」(大腸・小腸が飲食物を変化・伝送する作用)は、肺の「降濁作用」(粛降)の補助を受けている。肺の粛降により気が下降することで大腸の伝導運動が促進される。疏泄は肝の作用、粛降は肺の作用そのもの、化物は脾胃の作用である。【東洋医学概論】"}, {"id": 97, "question": "経脈病証で、喉に症状があり、外側前腕皮神経の支配領域に痛みがあるのはどれか。", "choices": ["1.手の少陰経", "2.手の少陽経", "3.手の陽明経", "4.手の太陽経"], "answer": 3, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解3:手の陽明経(大腸経)は喉(咽喉)を通り、外側前腕皮神経(橈骨神経浅枝)の支配領域に沿って走行する。手の少陰経は前腕内側尺側、手の少陽経は前腕外側中央、手の太陽経は前腕内側尺側後部を走行するため本症例の条件には合わない。【東洋医学概論】"}, {"id": 98, "question": "六淫で生風を特徴とするのはどれか。", "choices": ["1.風 邪", "2.暑 邪", "3.燥 邪", "4.火 邪"], "answer": 4, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解4:六淫の中で「生風(内風を生じる)」を特徴とするのは「火邪(熱邪)」である。火邪は極度の熱が陰液を消耗し肝風内動(熱極生風)を引き起こす。風邪は外風を主症とするが生風とは異なり、暑邪・燥邪には生風の特性はない。【東洋医学概論】"}, {"id": 99, "question": "内因において、気を緩ませる感情が過度に生じることでみられる症状はどれか。", "choices": ["1.失 禁", "2.動 悸", "3.食欲不振", "4.声のかすれ"], "answer": 2, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解2:内因において気を緩ませる感情は「喜(喜びすぎる)」であり、喜は心を傷り、気が緩むことで心気が散漫になり動悸(心悸)が生じる。失禁は腎・膀胱の失調、食欲不振は脾の失調、声のかすれは肺の失調によるもの。【東洋医学概論】"}, {"id": 100, "question": "湯液療法(和漢薬)について正しいのはどれか。", "choices": ["1.鉱物を用いる。", "2.副作用がない。", "3.証をたてる必要はない。", "4.多くは単味で用いる。"], "answer": 1, "category": "東洋医学概論", "explanation": "正解1:湯液療法(和漢薬)では、石膏・龍骨・牡蠣などの鉱物・貝殻類も生薬として用いる。副作用は存在し、証を立てて処方することが原則であり、多くは複数の生薬を組み合わせた複方(合剤)として用いる。【東洋医学概論】"}, {"id": 101, "question": "五心煩熱や盗汗がみられるのはどれか。", "choices": ["1.肝脾不和", "2.心肝火旺", "3.心脾両虚", "4.心腎不交"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:五心煩熱(手足の平・胸部のほてり)と盗汗(寝汗)は陰虚火旺の典型症状であり、心腎不交(腎水が不足して心火が亢進する状態)でみられる。肝脾不和は消化器・精神症状、心肝火旺は実熱の亢進、心脾両虚は気血不足の症状が主体。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 102, "question": "次の文で示す症例の経脈病証はどれか。「65 歳の男性。 2 週間前から腰痛で、前かがみや仰向けができない。最近は下腹部が痛み、季肋部が腫れ、喉が渇き、下痢をする。」", "choices": ["1.足の太陰経", "2.足の厥陰経", "3.足の陽明経", "4.足の少陽経"], "answer": 2, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解2:前かがみや仰向けができない、下腹部痛、季肋部の腫れ、口渇、下痢は足の厥陰肝経の病証に合致する。足の厥陰経は生殖器・少腹・季肋部・咽喉を循行し、本症例の症状分布と一致する。足の太陰経は消化・血統症状、足の陽明経は胃腸・前面が主体。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 103, "question": "汗と脈状の組合せで正しいのはどれか。", "choices": ["1.無 汗 促 脈", "2.戦 汗 結 脈", "3.大 汗 滑 脈", "4.手足心汗 細 脈"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:手足心汗(手のひら・足の裏の発汗)は陰虚・内熱の状態で生じ、陰液不足で脈道が充実しない細脈と組み合わさる。無汗は実寒や気虚、戦汗は正邪激争時、大汗(多汗)は気虚・陽虚または実熱でみられ、細脈との組合せは手足心汗が正しい。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 104, "question": "次の文で示す症例の腹診所見はどれか。「44 歳の女性。主訴は頭痛。半年前に転職し、上司との人間関係がうまくいかず気が滅入る。頭部に刺すような痛みがあり、顔のシミが目立つようになってきた。」", "choices": ["1.腹裏拘急", "2.心下痞硬", "3.小腹不仁", "4.少腹急結"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:頭部に刺すような痛み(刺痛)、顔のシミ(瘀斑)は気滞から発展した瘀血の状態を示す。少腹急結(下腹部左側の抵抗・圧痛)は瘀血の腹診所見として代表的。腹裏拘急は虚寒・気血不足、心下痞硬は気滞・水飲、小腹不仁は腎虚の所見である。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 105, "question": "六部定位脈診で左手関上の沈の部が実している場合、難経六十九難に基づく治療穴はどれか。", "choices": ["1.少 府", "2.経 渠", "3.陰 谷", "4.陽 輔"], "answer": 1, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解1:左手関上の沈の部(肝)が実している場合、六十九難の「実則瀉其子」の原則に従い、肝(木)の子である心(火)の栄穴(火穴)を瀉す。心経の栄穴は少府(火穴)。経渠は肺経の経穴(金)、陰谷は腎経の合穴(水)、陽輔は胆経の経穴(火)であり適合しない。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 106, "question": "次の文で示す病証の病理で正しいのはどれか。「48 歳の男性。 3 か月前に新型コロナウイルス感染症で 30 日間入院した。退院後も乾いた咳嗽が続き、粘稠性で黄色の痰が少量出る。また手足がほてり、頰が紅い。」", "choices": ["1.肺気の不足", "2.風寒の侵襲", "3.陰液の損傷", "4.痰湿の停留"], "answer": 3, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解3:コロナ入院後の乾いた咳嗽、粘稠黄色痰、手足のほてり(五心煩熱)、頰の紅潮は、感染症後に陰液が損傷され陰虚内熱を呈している状態。肺気の不足は気虚(倦怠感・息切れ)、風寒の侵襲は寒性の症状、痰湿の停留は白・稀薄な痰が主体で本症例とは異なる。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 107, "question": "胸中で接続する経脈の井穴の組合せで正しいのはどれか。", "choices": ["1.商 陽 厲 兌", "2.隠 白 少 衝", "3.少 沢 至 陰", "4.湧 泉 中 衝"], "answer": 4, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解4:胸中で接続する経脈は手の厥陰心包経と足の少陰腎経であり、それぞれの井穴は中衝(心包経)と湧泉(腎経)である。商陽(大腸)と厲兌(胃)は鼻部で接続、少沢(小腸)と至陰(膀胱)は目内眦付近で接続する。【経絡経穴概論】"}, {"id": 108, "question": "経絡の概要について正しいのはどれか。", "choices": ["1.十二経筋は四肢末端から始まる。", "2.奇経八脈は奇経同士が表裏関係にある。", "3.十二経別は正経とは合しない経脈である。", "4.正経十二経脈は上焦から始まる。"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:十二経筋はすべて四肢末端(指端)から起こり、向心性に走行して頭部・体幹に終わる。奇経八脈に表裏関係はなく、十二経別は正経と合して(六合)再び正経に合流し、正経十二経脈は四肢末端または頭部から始まるものがあり、上焦のみから始まるわけではない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 109, "question": "奇経で子宮から起こるのはどれか。", "choices": ["1.陽蹻脈", "2.陽維脈", "3.任 脈", "4.帯 脈"], "answer": 3, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解3:任脈は「胞中(子宮)」から起こり、会陰を経て腹正中線を上行する。陽蹻脈は踵(申脈)から、陽維脈は足の外側(金門)から、帯脈は季肋部(第11肋骨端下)から起こるとされており、子宮から起こる奇経は任脈である。【経絡経穴概論】"}, {"id": 110, "question": "経穴の概要について正しいのはどれか。", "choices": ["1.WHO/WPRO で経穴が 365 穴となる。", "2.奇穴は奇経に所属する。", "3.新穴は奇穴に含まれる。", "4.阿是穴は部位が定まっている。"], "answer": 3, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解3:新穴とは後世に発見された経穴で、一般に奇穴に分類・包含される。WHO/WPROの経穴標準化では361穴とされており365穴ではない。奇穴は正経に属さない経穴であり奇経に所属するわけではなく、阿是穴は圧痛点であり部位は一定していない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 111, "question": "手の三陽経、足の三陽経が交わる交会穴はどれか。", "choices": ["1.百 会", "2.大 椎", "3.陽 交", "4.三陽絡"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:大椎(督脈)は手の三陽経(手の陽明・少陽・太陽)と足の三陽経(足の陽明・少陽・太陽)のすべてが交わる交会穴である。百会は督脈・足の太陽経・足の少陽経などの交会穴、陽交は足の少陽・陽維の交会穴、三陽絡は手の少陽経の単独穴。【経絡経穴概論】"}, {"id": 112, "question": "骨度で左右の乳様突起の間と同じ長さなのはどれか。", "choices": ["1.外果尖の高さから承山", "2.膝蓋骨尖の高さから漏谷", "3.肘窩横紋から内関", "4.手関節背側横紋から四瀆"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:骨度法で左右の乳様突起間は9寸とされる。膝蓋骨尖の高さから漏谷(内踝上3寸)…内踝上6寸(漏谷の取穴確認:漏谷はSP7で内踝上6寸。膝蓋骨尖から内踝尖は15寸なので膝蓋骨尖から内踝上6寸は9寸)となり同じ長さ。外果尖から承山は8寸、肘窩横紋から内関は2寸、手関節背側横紋から四瀆は5寸。【経絡経穴概論】"}, {"id": 113, "question": "腹部において、腎経、胃経ともに同じ高さに経穴がないのはどれか。", "choices": ["1.臍中央の上方 7 寸", "2.臍中央の上方 3 寸", "3.臍中央の上方 1 寸", "4.臍中央の下方 4 寸"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:臍中央の上方7寸の高さには、腎経(臍傍0.5寸縦線)も胃経(臍傍2寸縦線)もその高さに経穴が存在しない。臍上3寸は建里付近で腎経・胃経に穴があり、臍上1寸・臍下4寸にも対応穴が存在するが、臍上7寸には両経とも経穴がない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 114, "question": "督脈の経穴がある部位はどれか。", "choices": ["1.第 2 胸椎棘突起下方の陥凹部", "2.第 4 胸椎棘突起下方の陥凹部", "3.第 6 胸椎棘突起下方の陥凹部", "4.第 8 胸椎棘突起下方の陥凹部"], "answer": 3, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解3:督脈の経穴で第6胸椎棘突起下方の陥凹部にあるのは「霊台」(GV10)である。第2胸椎棘突起下は陶道(GV13)、第4胸椎棘突起下は身柱(GV12)、第8胸椎棘突起下は筋縮(GV8)であり、第6胸椎棘突起下が霊台となる。【経絡経穴概論】"}, {"id": 115, "question": "百会について正しいのはどれか。", "choices": ["1.所属する経脈の 21 番目の経穴である。", "2.小児では小泉門部にあたる。", "3.眼神経の支配領域にある。", "4.目窓と横に並ぶ。"], "answer": 3, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解3:百会(GV20)は頭頂部に位置し、眼神経(三叉神経第1枝)の支配領域(頭頂部の皮膚)にある。百会は督脈の20番目(GV20)であり21番目ではない。小児では大泉門(前頭側)にあたるのであり小泉門(後頭側)ではない。目窓(GB16)は前頭部外側にあり百会と横に並ぶ関係ではない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 116, "question": "経穴の部位で正しいのはどれか。", "choices": ["1.青霊は、上腕二頭筋長頭と短頭の間、腋窩横紋前端の下方 2 寸にある。", "2.消鑿は、肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方 5 寸にある。", "3.侠白は、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方 3 寸にある。", "4.手五里は、肘窩横紋外端の上方 7 寸にある。"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:消鑿(手の少陽三焦経)は肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方5寸に取穴する。青霊は上腕二頭筋内側溝・腋窩横紋前端の下方3寸(2寸ではない)、侠白は上腕二頭筋外側縁・腋窩横紋前端の下方4寸(3寸ではない)、手五里は肘窩横紋外端の上方3寸(7寸ではない)が正しい部位。【経絡経穴概論】"}, {"id": 117, "question": "取穴部位が後頸三角の領域にあるのはどれか。", "choices": ["1.人 迎", "2.天 窓", "3.天 容", "4.扶 突"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:後頸三角は胸鎖乳突筋後縁・僧帽筋前縁・鎖骨上縁で囲まれた三角で、人迎は胸鎖乳突筋前縁・喉頭隆起の外方1.5寸に位置する。天窓・天容は胸鎖乳突筋の前後、扶突は胸鎖乳突筋前縁付近であり後頸三角内ではない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 118, "question": "同じ高さに並ぶ経穴はどれか。", "choices": ["1.膏肓と心兪", "2.肓門と胃兪", "3.胞肓と膀胱兪", "4.秩辺と中膂兪"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:肓門(BL51)と胃兪(BL21)は第1腰椎棘突起下の高さで同じ高さに並ぶ。膏肓はT4棘突起下・心兪はT5棘突起下で高さが異なり、胞肓はL2棘突起下・膀胱兪はS2後孔の高さで異なり、秩辺はS4・中膂兪はS3の高さで異なる。【経絡経穴概論】"}, {"id": 119, "question": "鎖骨下縁に取るのはどれか。", "choices": ["1.欠 盆", "2.中 府", "3.天 突", "4.兪 府"], "answer": 4, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解4:兪府(KI27)は鎖骨下縁、前正中線の外方2寸に取穴する腎経の経穴である。欠盆は鎖骨上窩(鎖骨上縁)、中府は第1肋間・鎖骨下窩の外方、天突は胸骨柄上縁の陥凹部に位置し、鎖骨下縁に取るのは兪府が正しい。【経絡経穴概論】"}, {"id": 120, "question": "橈側手根屈筋腱の橈側に位置する経穴はどれか。", "choices": ["1.列 欠", "2.霊 道", "3.内 関", "4.支 正"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:列欠(LU7)は橈骨茎状突起上方、橈側手根屈筋腱の橈側(外側)に位置する肺経の絡穴である。霊道・内関は前腕内側(尺側)、支正は前腕後面(尺骨後縁)に位置し、橈側手根屈筋腱の橈側にあるのは列欠である。【経絡経穴概論】"}, {"id": 121, "question": "深刺すると、前鋸筋と肋間筋を貫き肺を損傷するのはどれか。", "choices": ["1.輒 筋", "2.膺 窓", "3.期 門", "4.胸 郷"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:輒筋(GB23)は側胸部・第4肋間に位置し、深刺すると前鋸筋・肋間筋を貫いて肺を損傷する危険がある。膺窓は前胸部第3肋間(胃経)、期門は前胸部第6肋間(肝経の募穴)、胸郷は第3肋間(脾経)にあり、側胸部から肺への最短距離に位置する輒筋が最も危険。【経絡経穴概論】"}, {"id": 122, "question": "足の太陰経にある経金穴の部位はどれか。", "choices": ["1.足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部", "2.足内側、内果の前下方、舟状骨粗面と内果尖の中央陥凹部", "3.足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方", "4.足関節前面中央の陥凹部、長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:足の太陰脾経の経金穴は「商丘」であり、足内側・内果の前下方、舟状骨粗面と内果尖の中央陥凹部に位置する。選択肢1は太渓(腎経)、選択肢3は丘墟付近(胆経)、選択肢4は解渓(胃経)の部位。商丘の部位は選択肢2が正しい。【経絡経穴概論】"}, {"id": 123, "question": "五要穴について正しいのはどれか。", "choices": ["1.同じ高さで並ぶ募穴がある。", "2.手関節横紋上には 6 穴の原穴がある。", "3.前腕の外側と内側で対応する絡穴がある。", "4.募穴のうち 4 穴は自経にある。"], "answer": 1, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解1:同じ高さで並ぶ募穴として中府(肺)と期門(肝)が前胸部で並ぶ関係がある。手関節横紋上の原穴は太淵・大陵・神門の3穴が内側にある(6穴ではない)。前腕外側・内側で対応する絡穴の関係は単純対応ではなく、募穴のうち自経にあるのは正確には12穴中6穴(4穴ではない)。【経絡経穴概論】"}, {"id": 124, "question": "組合せで用いる経穴で八会穴を含まないのはどれか。", "choices": ["1.脚気八処の穴", "2.小児斜差の灸", "3.中風七穴", "4.六つ灸"], "answer": 2, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解2:小児斜差の法は小児鍼の取穴法であり、八会穴を含まない。脚気八処の穴には絶骨(髄会)、中風七穴には絶骨(髄会)、六つ法には膈兪(血会)が含まれており、小児斜差の法のみが八会穴を含まない。【経絡経穴概論】"}, {"id": 125, "question": "肓門穴の外方 5 分にある奇穴の主治はどれか。", "choices": ["1.喘 息", "2.動 悸", "3.痞 塊", "4.痔 疾"], "answer": 3, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解3:肓門(BL51)の外方5分に位置する奇穴は「痞根」であり、その主治は痞塊(腹部の腫塊・積聚)である。喘息の奇穴は定喘(大椎外方0.5寸)、動悸には内関・膻中等を用い、痔疾には長強・二白等を用いる。【経絡経穴概論】"}, {"id": 126, "question": "奇穴とその部位の組合せで正しいのはどれか。", "choices": ["1.魚 腰 眉間中央陥凹部", "2.接 脊 第 11 胸椎棘突起下方の陥凹部", "3.十 宣 各中手指節関節の間の背側", "4.胆嚢点 陽陵泉の下約 1 寸"], "answer": 4, "category": "経絡経穴概論", "explanation": "正解4:胆嚢点は陽陵泉(GB34)の直下約1寸に位置する奇穴で、胆嚢炎・胆石症に用いる。魚腰は眉毛の中央(眉間中央ではない)、接脊は棘突起の外方(第11胸椎棘突起下ではない)、十宣は各指の指尖端(中手指節関節間背側ではない)に位置する。【経絡経穴概論】"}, {"id": 127, "question": "医療面接の態度について最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.患者の正面に座る。", "2.患者の話を共感的に聴く。", "3.導入は閉ざされた質問から行う。", "4.アドヒアランスよりコンプライアンスを目指す。"], "answer": 2, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解2:医療面接では患者の訴えを共感的(傾聴・共感)に聴く姿勢が最も重要である。患者の正面より斜め45度に座るほうが圧迫感を与えず適切とされ、導入は開かれた質問(オープンエンド)から行うのが原則、コンプライアンスよりアドヒアランス(患者の自発的参加)を目指すことが現代医療の基本。【臨床医学総論】"}, {"id": 128, "question": "腰椎前弯の増強を改善する目的で行う体操はどれか。", "choices": ["1.コッドマン体操", "2.バージャー体操", "3.フレンケル体操", "4.ウィリアムス体操"], "answer": 4, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解4:腰椎前弯増強を改善するウィリアムス体操は腹筋強化・ハムストリングスストレッチ・股関節屈筋ストレッチを組み合わせ、腰椎の前弯を矯正する。コッドマン体操は肩関節周囲炎用、バージャー体操は末梢循環障害用、フレンケル体操は小脳性運動失調の協調運動訓練。【臨床医学総論】"}, {"id": 129, "question": "左手中指のしびれを訴える患者に第 6 ・第 7 頸椎棘突起間の左外方に刺鍼し症状が改善した。本症例の検査所見として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.ファレンテスト陽性", "2.上腕三頭筋反射減弱", "3.中指伸展テスト陽性", "4.エデンテスト陽性"], "answer": 2, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解2:左手中指のしびれはC7神経根障害を示し、C6-7椎間の刺鍼で改善した症例。C7神経根障害では上腕三頭筋の筋力低下・反射減弱がみられる。ファレンテストは手根管症候群、中指伸展テストは上腕骨外側上顆炎、エデンテストは胸郭出口症候群の検査。【臨床医学総論】"}, {"id": 130, "question": "次の文で示す症例で障害神経根として最も適切なのはどれか。「45 歳の男性。荷物の搬送中に腰に激痛が走り、右下肢に痛みが生じている。近医にて腰椎椎間板ヘルニアと診断された。しゃがんだ状態から立ち上がる際に右膝の力が入らない。」", "choices": ["1.L4", "2.L5", "3.S1", "4.S2"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:しゃがんだ状態から立ち上がる際に右膝の力が入らないのは大腿四頭筋(膝伸展筋)の筋力低下を示し、大腿四頭筋を支配するのはL4神経根である。L5障害は前脛骨筋(足背屈)の低下、S1障害は腓腹筋(足底屈・アキレス腱反射低下)、S2障害はさらに下位の機能に影響する。【臨床医学総論】"}, {"id": 131, "question": "上後腸骨棘と大転子近位端を結んだ線の中点から垂直下方に 1 〜 2 横指下がったところを局所刺鍼点とすべき疾患で、陽性となる徒手検査法として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.エリーテスト", "2.パトリックテスト", "3.フライバーグテスト", "4.ボンネットテスト"], "answer": 3, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解3:上後腸骨棘と大転子近位端の中点から垂直下方1〜2横指は梨状筋の走行上の圧痛点(梨状筋症候群の刺鍼点)であり、陽性となる徒手検査は梨状筋テスト(股関節内旋抵抗テスト)である。エリーテストは大腿直筋の短縮検査、パトリックテストは股関節疾患、SLRテストは腰椎椎間板ヘルニアの検査。【臨床医学総論】"}, {"id": 132, "question": "アレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。", "choices": ["1.他のアレルギー疾患は随伴しない。", "2.粘液性の鼻汁がみられる。", "3.片側性鼻閉が主となる。", "4.鼻腔内の痒みを認めることが多い。"], "answer": 4, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解4:筋力低下なし・感覚障害なし・腱反射亢進の四肢運動麻痺は上位運動ニューロン(中枢神経)障害の特徴である。筋疾患・神経筋接合部障害・末梢神経障害ではいずれも腱反射が低下または消失し、腱反射亢進は中枢神経(脳・脊髄)障害を強く示唆する。【臨床医学総論】"}, {"id": 133, "question": "末梢神経麻痺における罹患神経と麻痺筋の組合せで正しいのはどれか。", "choices": ["1.橈骨神経 円回内筋", "2.正中神経 母指内転筋", "3.尺骨神経 掌側骨間筋", "4.肩甲上神経 僧帽筋"], "answer": 3, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解3(主症状でないのはどれか):パーキンソン病の主症状は安静時振戦・筋固縮(固縮)・無動(動作緩慢)・姿勢反射障害の4主徴であり、腱反射亢進は含まれない。パーキンソン病では腱反射は正常かやや変化がある程度で、著明な腱反射亢進は錐体路障害(中枢神経障害)を示す。【臨床医学総論】"}, {"id": 134, "question": "糖尿病性末梢神経障害に特徴的な所見はどれか。", "choices": ["1.両側内果の振動覚低下", "2.宙吊り型の解離性感覚障害", "3.下肢から上行性に広がる弛緩性麻痺", "4.しびれより筋力低下が顕著な上肢の神経障害"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:食事と無関係の心窩部痛・体重減少・食欲不振・腫瘍マーカー高値は胃癌を示唆する。胃潰瘍は空腹時または食後の痛みが特徴、十二指腸潰瘍は空腹時・夜間痛で食事で改善、逆流性食道炎は胸焼け・呑酸が主体であり、腫瘍マーカー上昇を伴う体重減少・食欲不振は胃癌が最も適切。【臨床医学総論】"}, {"id": 135, "question": "次の文で示す症例で将来起こりうる徴候はどれか。「生後 6 か月の乳児。仰臥位で寝かせたときに右の大下腿皮膚溝が左と比べて数が多く、深く、長い。右股関節の開排制限もある。」", "choices": ["1.アリス徴候", "2.ガワーズ徴候", "3.レルミット徴候", "4.ロンベルグ徴候"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:関節リウマチは両側対称性の小関節炎が特徴で、最初に障害されやすいのは手指・手首(PIP関節・MCP関節・手関節)などの小関節である。膝・股関節は進行例で侵されることがあり、脊椎では頸椎C1-2が侵されることがあるが最初の部位ではない。【臨床医学総論】"}, {"id": 136, "question": "次の文で示す症例で最も適切な所見はどれか。「40 歳の女性。半年前から回転性のめまい発作に苦しむ。耳鳴り、難聴、耳閉塞感が生じる。悪心・嘔吐を伴うこともある。カロリックテスト陰性。」", "choices": ["1.失調性歩行がみられる。", "2.難聴は感音性である。", "3.グリセロール検査は陰性である。", "4.特定の頭位でめまい発作が生じる。"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1(全問正解):本問はインフォームドコンセントの要素に関する問題で、すべての選択肢が正解として認定された。インフォームドコンセントには「説明(情報提供)」「理解」「同意(自発的意思決定)」「判断能力」が必要な要素とされており、採点上全員に得点が与えられた問題である。【臨床医学総論】"}, {"id": 137, "question": "高齢者に対する評価法とその内容の組合せで最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.タイムドアップアンドゴーテスト 主観的 QOL", "2.ファンクショナルリーチテスト ADL", "3.バーセル・インデックス 立位動的バランスの状態", "4.ロコモ度テスト 年齢相応の移動能力"], "answer": 4, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解4:変形性膝関節症の主病態は関節軟骨の変性・摩耗であり、これが関節炎・疼痛・変形をもたらす。高齢者に多く(若年者ではない)、女性に多く(男性ではない)、肥満は関節への荷重増大により発症・進行の重要な危険因子であるため、「関係がない」は誤りである。【臨床医学総論】"}, {"id": 138, "question": "次の文で示す症例で考えられる疾患はどれか。「65 歳の女性。軽度の肥満。主訴は膝痛。膝の内側が動作開始時や疲労時に痛む。膝のロッキングはみられない。」", "choices": ["1.腸脛(cid:13624)帯炎", "2.内側滑膜ひだ障害(タナ障害)", "3.変形性膝関節症", "4.膝蓋(cid:13624)帯炎"], "answer": 3, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解3:頸肩腕症候群の最も重要な誘因は不良姿勢およびVDT(Visual Display Terminal)作業による持続的な頸部・肩部の筋緊張である。現代ではパソコン・スマートフォン使用による不良姿勢が最多で、重労働・外傷・感染は主要誘因ではない。【臨床医学総論】"}, {"id": 139, "question": "次の文で示す症例で障害筋への局所治療穴として最も適切なのはどれか。「53 歳の男性。最近、長時間歩くと、足がつる。今朝は、ウォーキング中に母指が屈曲する筋けいれんとともに下下腿後面の深部に(cid:20175)痛が生じたが、しばらく休むと軽快した。」", "choices": ["1.飛 揚", "2.膝 関", "3.合 陽", "4.外 丘"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:突発性難聴の治療として最も有効かつ第一選択とされるのはステロイド(副腎皮質ステロイド)療法であり、発症早期(10日以内)の投与が有効とされる。外科的手術・放射線治療は適応外であり、抗生物質は細菌感染による難聴に用いるもの。【臨床医学総論】"}, {"id": 140, "question": "詐病が疑われる腰痛患者に対して、坐位で膝を他動的に伸展させるのはどれか。", "choices": ["1.ケンプ徴候", "2.サギング徴候", "3.フリップ徴候", "4.ブラガードテスト"], "answer": 3, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解3:月経痛(月経困難症)の東洋医学的病因として最も多いとされるのは気滞血瘀(気の滞りによる血の瘀滞)であり、ストレス・冷えなどによる気滞が血行不良を招き痛みを生じる。気虚・血虚・腎虚も病因となるが、臨床的に最も頻度が高いのは気滞血瘀とされる。【臨床医学総論】"}, {"id": 141, "question": "こめかみがズキズキする頭痛に対して九刺の遠道刺を用いて治療する場合、最も適切な経穴はどれか。", "choices": ["1.頷 厭", "2.太 陽", "3.合 谷", "4.陽陵泉"], "answer": 4, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解4:顔面神経麻痺(ベル麻痺)の鍼灸治療は、急性期(発症直後〜2週間程度)の強刺激は神経の炎症を悪化させる恐れがあるため避け、急性期を過ぎてから(回復期以降)に開始するのが適切。発症直後・1〜2週間以内の積極的な鍼灸刺激は推奨されない。【臨床医学総論】"}, {"id": 142, "question": "命門火衰により冷えを訴える患者に対し、臓腑を考慮して施灸する場合、最も適切な経穴はどれか。", "choices": ["1.太 淵", "2.神 門", "3.太 渓", "4.衝 陽"], "answer": 3, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解3:変形性脊椎症は可動性が高く負荷のかかる部位、すなわち頸椎(C5-6付近)と腰椎(L4-5付近)に最も多く発生する。胸椎は肋骨・胸骨によって固定されているため可動域が小さく変形性変化を受けにくく、腰仙椎移行部や仙骨も他部位より頻度は低い。【臨床医学総論】"}, {"id": 143, "question": "次の文で示す病証が進行した場合、みられやすい症状はどれか。「39 歳の女性。主訴は眼精疲労。長時間のデスクワークで目がかすむ。日頃から眠りが浅く、爪の血色が悪い。舌苔は薄白、脈は細数を帯びてきた。」", "choices": ["1.消 渇", "2.盗 汗", "3.厭 食", "4.譫 語"], "answer": 2, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解2:五十肩(肩関節周囲炎)で最も制限される運動は外旋である。肩関節包・烏口上腕靭帯の拘縮が主病態であり、外旋・外転・結帯動作の順に制限されやすいが、検査上最も制限されやすいのは外旋とされる。屈曲・内転の制限は外旋ほど著明ではない。【臨床医学総論】"}, {"id": 144, "question": "次の文で示す病証で最も適切なのはどれか。「31 歳の男性。主訴は悪心・嘔吐。業務の繁忙とともに食欲がなくなり、上腹部の膨満感、胸脇部の脹痛を自覚するようになった。精神的な緊張によって噯気が頻回に起こる。脈は弦を認める。」", "choices": ["1.気虚証", "2.気陥証", "3.気脱証", "4.気逆証"], "answer": 4, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解4:高齢女性が急性発症の腰痛を呈し、安静で増悪し(寝ているほうが痛い)、骨粗鬆症がある状態は、骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の典型像である。腰椎椎間板ヘルニアは体動・前屈で増悪し安静で軽減、脊柱管狭窄症は間欠性跛行が特徴、腰椎分離症は若年者のスポーツ障害に多い。【臨床医学総論】"}, {"id": 145, "question": "次の文で示す病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。「49 歳の男性。主訴は食欲不振。空腹感はあるが多くは食べられない。胃脘部に我慢できる程度のはっきりしない痛みがある。舌質は紅を認める。」", "choices": ["1.陰液を補う。", "2.陽気を補う。", "3.気滞を除く。", "4.湿熱を除く。"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:更年期障害のホットフラッシュ(のぼせ・発汗発作)は卵巣機能低下によるエストロゲンの低下が視床下部の体温調節中枢を乱すことで生じる。プロゲステロンは更年期に低下し増加はしない、LH・FSHは卵巣機能低下に対する代償的フィードバックにより上昇(低下ではない)する。【臨床医学総論】"}, {"id": 146, "question": "次の文で示す臓腑病証に対し、その募穴に迎随の補瀉に基づき斜刺する場合、鍼尖の方向にある経穴として適切なのはどれか。「30 歳の男性。 3 日前に愛車に落書きをされて怒りが収まらず、顔面の痛みとのぼせも出てきた。夜も眠れず目が赤い。舌質は紅、脈は弦数を認める。」", "choices": ["1.蠡 溝", "2.膝 関", "3.承 山", "4.条 口"], "answer": 1, "category": "臨床医学総論", "explanation": "正解1:高齢者の転倒・骨折予防に最も有効なのはバランス訓練(平衡感覚の改善)と筋力訓練(下肢筋力強化)の組合せである。有酸素運動のみ・ストレッチのみ・水中歩行のみでは転倒予防の総合的な効果に劣り、バランス能力と筋力を同時に強化することが最も効果的とされる。【臨床医学総論】"}, {"id": 147, "question": "次の文で示す病証でみられる痛みの性質はどれか。「53 歳の男性。主訴は肩関節痛。過労により食欲減退が続き、(cid:7674)怠感とともに肩が痛みだした。痛みは慢性に経過し、息切れ、自汗を伴う。舌質は淡、舌苔は薄白、脈は細弱を認める。」", "choices": ["1.隠 痛", "2.刺 痛", "3.脹 痛", "4.重 痛"], "answer": 1, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解1:関節リウマチ様の関節症状(関節の疼痛・腫脹・変形)は東洋医学では「痺証」に相当し、風・寒・湿・熱などの邪気が経絡に侵入して気血の流通を妨げることで生じる。痿証は筋肉の萎縮・弛緩麻痺、厥証は手足の厥冷または突然の意識障害、癲証は精神疾患(うつ・沈鬱)に相当。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 148, "question": "膀胱湿熱でみられるのはどれか。", "choices": ["1.遺 尿", "2.癃 閉", "3.余 瀝", "4.小便自利"], "answer": 2, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解2:慢性疲労・気短(息切れ)・食欲不振・軟便は脾気虚の典型症状であり、治療は脾胃の気を補う足三里(ST36)が最も適切。太衝は肝の疏泄を調整する穴、三陰交は肝・脾・腎の三経を調整するが脾気虚の主穴は足三里、曲池は清熱に用いる大腸経の合穴。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 149, "question": "次の文で示す病証を八脈交会穴を用いて治療する場合、取穴部位として正しいのはどれか。「帯下があり、腹部の皮膚のかゆみ、下下腿前側のひきつりがみられる。」", "choices": ["1.足背、第 4 ・第 5 中足骨底接合部の遠位", "2.足外側、外果尖の直下", "3.足内側、内果尖の下方 1 寸", "4.足内側、第 1 中足骨底内側の遠位陥凹部"], "answer": 3, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解3:更年期ののぼせ・ほてり・盗汗(陰虚の熱)・腰膝酸軟(腎虚)は腎陰虚による虚火上炎を示す。治療方針は「滋腎降火(腎陰を養い虚火を降ろす)」が最も適切。疏肝理気は肝気鬱結、健脾益気は脾気虚、活血化瘀は瘀血の治療法で本症例とは異なる。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 150, "question": "次の文で示す病証の治療方針として最も適切なのはどれか。「47 歳の女性。最近よく口渇を感じるが、水分は口を潤す程度で少量しか飲めない。手足の皮膚が(cid:20280)肌になってきた。舌質は紫暗、脈は促を認める。」", "choices": ["1.風邪を除く。", "2.瘀血を除く。", "3.痰湿を除く。", "4.気滞を除く。"], "answer": 2, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解2:腰痛に夜間痛・熱感・拒按(押すと痛みが増す=実証)・口渇・黄苔・数脈は湿熱の実証を示す湿熱腰痛。腎虚腰痛は喜按・虚脈、瘀血腰痛は刺痛・固定・舌紫・渋脈、風寒腰痛は冷えで増悪・緊脈を呈し、湿熱の所見とは異なる。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 151, "question": "内分泌検査で血中濃度が基準値より高いのはどれか。", "choices": ["1.バソプレシン", "2.ゴナドトロピン", "3.エストラジオール", "4.プロスタグランジン"], "answer": 2, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解2:小児の夜泣き・不眠・発熱傾向は心火が過剰(心火偏旺)な状態を示す。小児は「心火常に余り、腎水常に不足す」とされ、心火亢進により興奮・夜泣き・発熱傾向を呈する。心脾両虚は疲弊・食欲不振、肝気鬱結は情志抑鬱、肺気不宣は呼吸器症状が主体。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 152, "question": "病証として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.腎気虚", "2.心脾両虚", "3.心腎不交", "4.肝火亢進"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:顔面神経麻痺への電気刺激療法は神経変性(ワーラー変性)が生じている場合に適応となる。神経変性が起きると神経興奮性が低下し筋萎縮が進むため、電気刺激で筋を直接収縮させて萎縮を予防する目的で行う。急性期(発症後2日以内や完全麻痺直後)は禁忌に近く、筋電図の運動単位出現は回復の指標で開始基準ではない。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 153, "question": "施術対象となる神経根として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.L3", "2.L4", "3.L5", "4.S1"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:頸肩背部の凝り・頭痛・不眠を呈する症例には、局所穴として天柱(BL10)と風池(GB20)への刺鍼が最も有効。後渓は後頭部・頸部症状に用いるが局所効果は天柱・風池に劣り、合谷は顔面・口腔領域、陽陵泉は下肢・胆経領域の主治穴であり頸肩部の凝りへの局所効果は低い。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 154, "question": "筋力が最も低下する筋はどれか。", "choices": ["1.中殿筋", "2.前脛骨筋", "3.大下腿四頭筋", "4.長母指屈筋"], "answer": 4, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解4:消化器症状と精神症状が併存する場合、東洋医学では肝の疏泄失調(肝気犯脾)を考え、肝兪(BL18)と太衝(LR3)の組合せが最も適切。中脘・足三里は脾胃の気虚、天枢・大腸兪は大腸の疾患、肺兪・尺沢は肺の疾患に対応する組合せであり、肝脾不和には肝兪・太衝が適切。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 155, "question": "原絡表裏配穴法で主証に対応する経穴の部位にあるのはどれか。", "choices": ["1.足背動脈", "2.後脛骨動脈", "3.母指外転筋腱", "4.前脛骨筋腱"], "answer": 1, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解1:問155の症例(足の厥陰肝経の病証)に対し、原絡表裏配穴法では主証の肝経の原穴「太衝」を用いる。太衝は足背の第1・第2中足骨間・足背動脈の拍動部に取穴する。後脛骨動脈は太渓(腎経)の部位、母指外転筋腱は公孫付近、前脛骨筋腱は解渓(胃経)の部位。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 156, "question": "発症から 4 か月後、口輪筋を収縮させると左の眼輪筋も収縮する病的共同運動が出現した。両筋に対して 30 mm のステンレス鍼で鍼通電療法を行う場合、最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.20 号鍼を用いる。", "2.鍼体はすべて刺入する。", "3.周波数は 1 Hz とする。", "4.両筋が同期的リズムで収縮するように通電する。"], "answer": 1, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解1:顔面麻痺後の病的共同運動(顔面神経の異常再生)に対する鍼通電療法では、細い鍼(20号:0.20mm)を用いて顔面の繊細な筋に対し過剰な刺激を避けることが重要。鍼体をすべて刺入するのは危険(顔面部は浅刺が原則)、病的共同運動の治療では同期収縮を避けるように通電する。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 157, "question": "同じ原因で起こる合併症として最も考えられるのはどれか。", "choices": ["1.子宮筋腫", "2.骨粗鬆症", "3.円形脱毛症", "4.過敏性腸症候群"], "answer": 2, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解2:激しい運動と過度な食事制限による低体重・エネルギー不足は骨密度低下を招き骨粗鬆症を合併しやすい。これは「女性アスリートの三主徴(エネルギー不足・月経異常・骨粗鬆症)」として知られる。子宮筋腫・円形脱毛症・過敏性腸症候群は運動性無月経と同一機序からは生じない。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 158, "question": "無月経に対し、胞宮から起こる経脈に治療する場合、最も適切な奇経はどれか。", "choices": ["1.衝 脈", "2.帯 脈", "3.陰維脈", "4.陰蹻脈"], "answer": 1, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解1:胞宮(子宮)から起こる奇経は任脈・衝脈・督脈の3脈であるが、無月経(月経の停止)に最も関係が深く治療対象となるのは「衝脈」(血海・十二経の海)である。衝脈は月経・生殖に直接関与し「衝為血海」とされ月経不順・無月経の治療に用いる。帯脈・陰維脈・陰蹻脈は月経との関連は衝脈より低い。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 159, "question": "考えられる疾患はどれか。", "choices": ["1.片頭痛", "2.群発頭痛", "3.緊張型頭痛", "4.三叉神経・自律神経性頭痛"], "answer": 3, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解3:両側性・締め付けられるような頭痛・非拍動性・悪心嘔吐なし・午後から出現・パソコン作業との関連は緊張型頭痛の典型像。片頭痛は拍動性・片側性・悪心嘔吐を伴う、群発頭痛は眼窩周囲の激烈な片側性頭痛・男性に多い、三叉神経・自律神経性頭痛は眼症状を伴う片側性頭痛で本症例とは異なる。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 160, "question": "生活指導で最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.入浴はシャワーのみで済ませる。", "2.枕の高さは今よりも高くする。", "3.後頸部をホットタオルで温める。", "4.パソコン作業では同一姿勢を維持する。"], "answer": 3, "category": "東洋医学臨床論", "explanation": "正解3:緊張型頭痛は頸部・肩部の筋緊張が主因であるため、後頸部をホットタオルで温めることで筋緊張を緩和し症状を改善する生活指導が最も適切。入浴はシャワーより全身浴(温浴)のほうが筋弛緩効果が高く、枕の高さを高くすると頸部に負担がかかり、同一姿勢の維持はさらなる筋緊張を招く。【東洋医学臨床論】"}, {"id": 161, "question": "2 寸 5 番鍼を使用し、皮膚面に対し直刺で鍼体長の半分まで刺入したときの深度はどれか。", "choices": ["1.20 mm", "2.25 mm", "3.30 mm", "4.35 mm"], "answer": 3, "category": "はり理論", "explanation": "正解3:2寸5番鍼の鍼体長は60mm(1寸=約30mm、2寸=60mm)であり、鍼体長の半分まで直刺すると刺入深度は30mmとなる。1寸=30mmの計算式:2寸×30mm=60mm、その半分は30mmが正解。【はり理論】"}, {"id": 162, "question": "松葉形の鍼尖形状について正しいのはどれか。", "choices": ["1.スリオロシ形と柳葉形の中間", "2.ノゲ形と卵形の中間", "3.卵形とスリオロシ形の中間", "4.柳葉形とノゲ形の中間"], "answer": 2, "category": "はり理論", "explanation": "正解2:松葉形の鍼尖形状はノゲ形(最も鋭利)と卵形(鈍め)の中間の形状である。スリオロシ形は細長く尖った形、柳葉形は細長い葉型であり、松葉(松の葉)の形状はノゲと卵形の中間として分類される。【はり理論】"}, {"id": 163, "question": "機械刺激と温熱刺激を同時に与える特殊鍼法はどれか。", "choices": ["1.小児鍼法", "2.灸頭鍼法", "3.皮内鍼法", "4.鍼通電療法"], "answer": 2, "category": "はり理論", "explanation": "正解2:灸頭鍼法は刺入した鍼の柄部に艾炷を取り付けて燃焼させる方法であり、鍼による機械刺激と燃焼による温熱刺激を同時に与える特殊鍼法である。小児鍼法は接触刺激のみ、皮内鍼法は持続的機械刺激のみ、鍼通電療法は機械刺激と電気刺激の組合せで温熱刺激を含まない。【はり理論】"}, {"id": 164, "question": "クリーン・ニードル・テクニックの説明として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.手指を逆性石けんで入念に洗浄する。", "2.刺鍼局所をアルコール綿で清拭消毒する。", "3.鍼体に直接触れずに一連の刺鍼操作を行う。", "4.使用後のアルコール綿を感染性廃棄物として取り扱う。"], "answer": 3, "category": "はり理論", "explanation": "正解3:クリーン・ニードル・テクニック(CNT)の最も重要な原則は「鍼体(鍼の金属部分)に直接手指で触れずに刺鍼操作を行う」ことで、汚染を防ぐことが目的。手指洗浄・刺鍼部位の消毒も感染予防に含まれるが、CNTの本質は鍼体の無汚染操作であり、廃棄方法はCNTの直接的説明ではない。【はり理論】"}, {"id": 165, "question": "主に C 線維終末にある皮膚の受容器はどれか。", "choices": ["1.パチニ小体", "2.マイスナー小体", "3.高閾値機械受容器", "4.ポリモーダル受容器"], "answer": 4, "category": "はり理論", "explanation": "正解4:ポリモーダル受容器は温度・機械・化学刺激の複数の刺激様式に反応する受容器で、主にC線維(無髄神経)の終末に存在する。パチニ小体はAβ線維の圧受容器、マイスナー小体はAβ線維の触覚受容器、高閾値機械受容器はAδ線維に多く存在し、C線維終末の皮膚受容器はポリモーダル受容器が代表的である。【はり理論】"}, {"id": 166, "question": "痛みの識別に関与する中枢内伝導路はどれか。", "choices": ["1.後索路", "2.新脊髄視床路", "3.前脊髄視床路", "4.脊髄網様体路"], "answer": 2, "category": "はり理論", "explanation": "正解2:痛みの識別(部位・強度の識別・分析)に関与する中枢内伝導路は新脊髄視床路(外側脊髄視床路)であり、脊髄から視床腹側後外側核へ直接投射する。後索路は深部感覚・精細触覚を伝え、前脊髄視床路は粗い触覚・圧覚を伝え、脊髄網様体路は痛みの情動・覚醒に関与し識別には直接関与しない。【はり理論】"}, {"id": 167, "question": "四肢や体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロンが局在するのはどれか。", "choices": ["1.赤 核", "2.尾状核", "3.レンズ核", "4.視床後外側腹側核"], "answer": 4, "category": "はり理論", "explanation": "正解4:四肢・体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロン(視床ニューロン)は視床後外側腹側核(VPL核)に局在する。赤核は小脳・大脳からの運動制御に関与する中脳の核、尾状核・レンズ核は大脳基底核の一部であり、感覚の中継核は視床後外側腹側核である。【はり理論】"}, {"id": 168, "question": "刺鍼により起こる軸索反射について正しいのはどれか。", "choices": ["1.血漿が漏出する。", "2.内因性オピオイドが関与する。", "3.単シナプス反射によって生じる。", "4.広作動域ニューロンが関与する。"], "answer": 1, "category": "はり理論", "explanation": "正解1:刺鍼による軸索反射では、刺激が感覚神経の軸索を逆行性に伝導し、軸索分枝からサブスタンスP・CGRPなどの神経ペプチドが放出されて血管拡張・血漿漏出(浮腫)を引き起こす。内因性オピオイドは下行性疼痛抑制に関与するが軸索反射の機序ではなく、軸索反射はシナプスを介さない(無シナプス)伝導である。【はり理論】"}, {"id": 169, "question": "広汎性侵害抑制調節の特徴について正しいのはどれか。", "choices": ["1.Ⅱ群線維の興奮で作動する。", "2.効果発現に時間がかかる。", "3.全身性に効果が出現する。", "4.下行性ニューロンが脊髄前角細胞を抑制する。"], "answer": 3, "category": "はり理論", "explanation": "正解3:広汎性侵害抑制調節(DNIC)は全身性(広汎性)に脊髄後角の侵害受容ニューロンを抑制する効果があり、ある部位の痛み刺激が全身の痛みを抑制する。Ⅱ群線維ではなくC線維・Aδ線維(Ⅲ・Ⅳ群)の強い侵害刺激で作動し、効果は比較的速く発現し、下行性ニューロンは脊髄後角を抑制する(前角ではない)。【はり理論】"}, {"id": 170, "question": "ストレス刺激による交感神経活動亢進反応はどれか。", "choices": ["1.深部体温上昇", "2.気管支収縮", "3.心拍数減少", "4.血糖値低下"], "answer": 1, "category": "はり理論", "explanation": "正解1:ストレス刺激による交感神経活動亢進では深部体温(核心体温)が上昇する(末梢血管収縮により熱放散が減少するため)。気管支は交感神経興奮で拡張(収縮ではない)、心拍数は増加(減少ではない)、血糖値は上昇(グリコーゲン分解・糖新生促進のため低下ではない)する。【はり理論】"}, {"id": 171, "question": "艾の製造工程で艾葉から毛茸を剝離するのに用いるのはどれか。", "choices": ["1.裁断機", "2.石 臼", "3.けんどん", "4.唐 箕"], "answer": 2, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解2:艾の製造工程において、艾葉から毛茸(もうじ:繊維状の白い毛)を剝離するのに用いるのは石臼(いしうす)である。裁断機は葉を細かく切る工程、けんどんは艾を篩にかける道具、唐箕(とうみ)は風力で不純物を選別する機器であり、毛茸の剝離には石臼が用いられる。【きゅう理論】"}, {"id": 172, "question": "施灸に用いる線香について誤っているのはどれか。", "choices": ["1.原料にはタブ粉を用いる。", "2.生産量が最も多いのは兵庫県である。", "3.湿気を含むと折れにくい。", "4.途中で消えないものが望ましい。"], "answer": 3, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解3(誤っているのはどれか):施灸用線香は湿気を含むと折れやすくなる(折れにくくなるは誤り)。線香の原料にはタブ粉(タブノキの樹皮粉)を用いること、生産量は兵庫県(淡路島)が最多であること、途中で消えないものが望ましいことはいずれも正しい。湿気で折れやすくなることが正しい性質で選択肢3が誤り。【きゅう理論】"}, {"id": 173, "question": "知熱灸について誤っているのはどれか。", "choices": ["1.無痕灸の一つである。", "2.患者が熱さを感じたら取り除く。", "3.虚弱者にも適応となる。", "4.施灸部にⅡ度熱傷が生じる。"], "answer": 4, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解4(誤っているのはどれか):知熱灸はⅡ度熱傷(水疱形成)を生じない無痕灸であり、患者が熱さを感じた時点で艾炷を取り除くため皮膚損傷を生じさせないことが特徴。無痕灸の一つであること、熱さを感じたら取り除くこと、虚弱者にも適応となることはいずれも正しく、Ⅱ度熱傷が生じるとする選択肢4が誤り。【きゅう理論】"}, {"id": 174, "question": "灸あたりの予防として最も適切なのはどれか。", "choices": ["1.艾炷のひねりを硬くする。", "2.艾炷の底面を広くする。", "3.刺激量の少ない灸法を選択する。", "4.施灸後の皮膚消毒を念入りに行う。"], "answer": 3, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解3:灸あたり(灸治療後の倦怠感・発熱・めまいなど過剰反応)の予防として最も適切なのは、刺激量の少ない灸法(小さな艾炷・少壮数・温灸など)を選択することである。艾炷のひねりを硬くすると燃焼温度が上昇し刺激量が増え、底面を広くすると刺激が分散されるが灸あたりの直接予防とは異なり、施灸後の消毒は感染予防であり灸あたりとは無関係。【きゅう理論】"}, {"id": 175, "question": "痛みを伴う熱刺激を伝導するのはどれか。", "choices": ["1.A a 線維", "2.A b 線維", "3.A c 線維", "4.A d 線維"], "answer": 4, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解4:痛みを伴う熱刺激(侵害熱刺激)を伝導するのはAδ線維(Ⅲ群線維)である。Aδ線維は有髄の細線維で刺すような鋭い一次痛(fast pain)と灼熱痛を伝導する。Aα線維は固有感覚・運動神経、Aβ線維は触覚・圧覚・振動覚、Aγ線維は筋紡錘の運動神経であり、侵害熱刺激の伝導はAδ線維が担う。【きゅう理論】"}, {"id": 176, "question": "灸による温熱刺激の受容・伝導について正しいのはどれか。", "choices": ["1.カプサイシン受容体(TRPV1 受容体)が応答する。", "2.Ⅱ群線維によって伝導される。", "3.温度感覚は順応が起こりにくい。", "4.熱痛情報は脊髄後索を上行する。"], "answer": 1, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解1:灸による温熱刺激はカプサイシン受容体(TRPV1受容体)が応答する。TRPV1は43℃以上の熱刺激・カプサイシン・酸性環境に反応する侵害受容器であり、灸の温熱はこの受容体を活性化する。Ⅱ群線維(Aβ)ではなくAδ・C線維が伝導し、温度感覚は順応が起こりやすく(すぐ慣れる)、熱痛情報は後索ではなく脊髄視床路(外側索)を上行する。【きゅう理論】"}, {"id": 177, "question": "血管に対し収縮性に作用する物質はどれか。", "choices": ["1.NO", "2.CGRP", "3.アデノシン", "4.ノルアドレナリン"], "answer": 4, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解4:ノルアドレナリンはα受容体を介して血管平滑筋を収縮させる作用をもつ血管収縮性物質である。NO(一酸化窒素)は強力な血管拡張物質、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は神経ペプチドで血管拡張作用をもち、アデノシンは組織の代謝産物で血管拡張作用をもつ。【きゅう理論】"}, {"id": 178, "question": "施灸刺激の早期より肥満細胞から放出されるのはどれか。", "choices": ["1.IgE", "2.補 体", "3.ヒスタミン", "4.アドレナリン"], "answer": 3, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解3:施灸刺激の早期(直後)から肥満細胞(マスト細胞)が脱顆粒してヒスタミンを放出し、局所の血管拡張・発赤・浮腫(三重反応)を引き起こす。IgEは免疫グロブリンでアレルギー反応に関与するが肥満細胞から放出されるものではなく、補体は血清タンパク質、アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモン。【きゅう理論】"}, {"id": 179, "question": "灸療法の治療的作用において、細網内皮系の機能亢進に関与するのはどれか。", "choices": ["1.調整作用", "2.鎮痛作用", "3.転調作用", "4.防衛作用"], "answer": 4, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解4:灸療法の治療的作用において、細網内皮系(免疫担当細胞のネットワーク)の機能亢進に関与するのは「防衛作用」である。防衛作用は白血球・マクロファージなどの免疫細胞を活性化し生体防御能を高める。調整作用は自律神経・ホルモン調整、鎮痛作用は疼痛抑制、転調作用はアレルギー体質などの反応性変換に関与する。【きゅう理論】"}, {"id": 180, "question": "灸施術による局所炎症反応に最も関与するのはどれか。", "choices": ["1.ルフィニ終末興奮", "2.Ⅰb 線維興奮", "3.インターロイキン 6 産生", "4.カプサイシン産生"], "answer": 3, "category": "きゅう理論", "explanation": "正解3:灸施術による局所炎症反応に最も関与するのはインターロイキン6(IL-6)の産生である。IL-6は炎症性サイトカインであり、灸の熱刺激による組織損傷・肥満細胞活性化を受けて産生・放出され局所炎症反応を促進する。ルフィニ終末は温熱受容器、Ib線維は腱受容器(ゴルジ腱器官)で炎症の主役ではなく、カプサイシンは薬物であり施灸で産生されるものではない。【きゅう理論】"}];
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